ぶっちゃけ質問箱 «2015年5月号より»
ぶっちゃけ質問箱
大人は、子ども扱いしてきたりお兄ちゃん扱いしてきたりする。どうして?
こたえる人●石原壮一郎さん

勝手な子ども扱いを踏み台に成長してしまうのが吉
「まだ子どもなんだから」とこっちの意見を却下したり、別の日には「もうお兄ちゃんなんだから」と役目を押しつけてきたり……。不思議ですよね。
扱いをコロコロ変えるのは、単に大人にとってそのほうが便利だからです。真剣に「この子は、どっちだろう……」なんて考えてはいません。実際、両方の面をもっているので、片方に決められても窮屈です。
今後の方向性としては、徐々に「子ども」の部分を減らしていきたいわけなので、大人の勝手で子ども扱いされたら、それを踏み台に成長してしまいましょう。心の中で「やれやれ、大人ってやつは」と上から目線で嘆きつつ、静かな口調で「それがお望みなら、今はそういうことにしておきましょうか」と返します。
これが続いたら、安易に子ども扱いされなくなるし、自分としても、もう子どもではないという自覚や責任感が芽生えてくるはず。ぜひお試しください。
扱いをコロコロ変えるのは、単に大人にとってそのほうが便利だからです。真剣に「この子は、どっちだろう……」なんて考えてはいません。実際、両方の面をもっているので、片方に決められても窮屈です。
今後の方向性としては、徐々に「子ども」の部分を減らしていきたいわけなので、大人の勝手で子ども扱いされたら、それを踏み台に成長してしまいましょう。心の中で「やれやれ、大人ってやつは」と上から目線で嘆きつつ、静かな口調で「それがお望みなら、今はそういうことにしておきましょうか」と返します。
これが続いたら、安易に子ども扱いされなくなるし、自分としても、もう子どもではないという自覚や責任感が芽生えてくるはず。ぜひお試しください。
プロフィル●石原壮一郎
1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。
『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』。
1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。
『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』。