おしごとはくぶつかん

国産第1号物語こくさんだいいちごうものがたり «第1回»

  • 明治めいじ
  • 大正たいしょう
  • 昭和しょうわ
  • 平成へいせい

印刷機いんさつき

1885年頃ねんごろ製造せいぞうされた国産こくさん活版印刷機かっぱんいんさつき
ミズノ・プリンティング・ミュージアム(東京都中央区とうきょうとちゅうおうく)に展示てんじされている
1870年代ねんだい(明治初期めいじしょき)
活版印刷機かっぱんいんさつき
平野活版製造所ひらのかっぱんせいぞうしょ
(のち東京築地活版製造所とうきょうつきじかっぱんせいぞうしょ)
重量じゅうりょうやく250kg
用紙ようし最大Bさいだいビー4サイズ
方式ほうしき加圧方式かあつほうしき/平圧印刷機ひらあついんさつき
グーテンベルクからおくれること400ねん
日本にほん最初さいしょ活字かつじったほん特命全権大使欧米回覧実記とくめいぜんけんたいしおうべいかいらんじっき』(1878ねん博聞社はくぶんしゃ
写真 ミズノプリテック
活版印刷かっぱんいんさつ(活字かつじ使つかった印刷いんさつ)は、15世紀せいきにドイツのグーテンベルクが金属製きんぞくせい活字かつじ木製もくせい印刷機いんさつき開発かいはつしたことにはじまる。
日本にほん活版印刷かっぱんいんさつつたわったのは戦国時代末期せんごくじだいまっきといわれているが、日本独自にほんどくじ縦書たてがくず文字もじ活版印刷かっぱんいんさつにするのは手間てまがかかるため普及ふきゅうせず、江戸時代えどじだいにはいた文字もじ木版印刷もくはんいんさつ主流しゅりゅうだった。
国産こくさん1ごう活版印刷機かっぱんいんさつきは、平野活版製造所ひらのかっぱんせいぞうしょで1870年代ねんだい製造せいぞうされた。その仕組しくみは、イギリスのアルビオンがた手引てび印刷機いんさつきおなじだ。①四角しかく枠内わくないならべた活字かつじローラーでインクをり、②そのうえ手前てまえからかみをセットし、③おく移動いどうしてプレスすると出来上できあがり。3にんがかりで1時間じかんやく200まい印刷いんさつできたというはなしもある。
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