おしごとはくぶつかん

国産第1号物語こくさんだいいちごうものがたり «第7回»

  • 明治めいじ
  • 大正たいしょう
  • 昭和しょうわ
  • 平成へいせい

()(どう)(しょっ)()

日本機械学会(にほんきかいがっかい)機械(きかい)遺産(いさん)にも登録(とうろく)された「無停止杼換式(むていしひがえしき)豊田自動織機(とよだじどうしょっき)G(ジー)(がた))」は、名古屋(なごや)()にあるトヨタ産業技術記念館(さんぎょうぎじゅつきねんかん)展示(てんじ)されている
1924(ねん)大正(たいしょう)13(ねん)
無停止杼換式(むていしひがえしき)豊田自動織機(とよだじどうしょっき)G(ジー)(がた)
豊田佐吉(とよださきち)
特徴(とくちょう)
横糸(よこいと)自動的(じどうてき)補給(ほきゅう)
縦糸(たていと)横糸(よこいと)()れたら、()動的(どうてき)停止(ていし)
縦糸(たていと)張力(ちょうりょく)正確(せいかく)(たも)
定価(ていか)】630(えん)当時(とうじ)
世界各国(せかいかっこく)特許(とっきょ)取得(しゅとく)
昭和初期(しょうわしょき)自動織機組(じどうしょっきく)()工場内(こうじょうない)様子(ようす)愛知県(あいちけん)
写真 豊田自動織機
昔話(むかしばなし)(つる)恩返(おんがえ)し」で(つる)(ぬの)()るときに使(つか)っているのが、手動(しゅどう)機織(はたお)()だ。()()基本(きほん)は、(たて)(いと)何本(なんぼん)()り、その(あいだ)横糸(よこいと)(とお)すというものだ。そのとき、(いと)()いてある木管(もっかん)(はい)った()使(つか)って、横糸(よこいと)をくぐらせる。
これを機械(きかい)(ちから)(おこな)うものが動力織機(どうりょくしょっき)である。豊田佐(とよださ)(きち)は1896(ねん)に、日本初(にほんはつ)動力織機(どうりょくしょっき)豊田式汽力(とよだしききりょく)織機(しょっき)」を完成(かんせい)。その()改良(かいりょう)(つづ)け、1924(ねん)に「無停止杼換式豊田自動織機(むていしひがえしきとよだじどうしょっき)G(ジー)(がた))」を完成(かんせい)させた。高速運転中(こうそくうんてんちゅう)()交換(こうかん)して横糸(よこいと)自動的(じどうてき)補給(ほきゅう)する、縦糸(たていと)横糸(よこいと)()れたときには自動的(じどうてき)()めるなど、50以上(いじょう)発明(はつめい)駆使(くし)された(すぐ)れものだ。29(ねん)にイギリスの会社(かいしゃ)技術(ぎじゅつ)提供(ていきょう)し、その利益(りえき)はトヨタ自動車(じどうしゃ)誕生(たんじょう)役立(やくだ)った。
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