国産第1号物語 «第5回»
明治 大正 昭和 平成
▲
カメラ

1903年 (明治 36年 )
- チェリー
手提用暗函 小西本店 - (
現在 のコニカミノルタ) - 【
定価 】2円 30銭 - (
現在 の二十 数万円 か?)
まだ白黒写真 ですが……

写真 コニカミノルタ
デジタルカメラに親 しんでいる現在 の若者 や子 どもたちには想像 できないだろうが、この黒 い箱 が国産第 1号 のブランド付 きカメラだ。
横幅 4.5㎝、高 さ約 12㎝、奥行 き10㎝で、木製 革張 り。ドイツ製品 の模倣 だった。箱 の内部 に乾板 (フィルム)が6枚入 っていて、上 の取 っ手 を左右 に動 かすと次 のフィルムがレンズの前 に現 れる仕組 みだった。ただし、ちょっとでも動 くものは写 らなかったから、カメラの前 で動 いてはいけなかった。
それまで写真 というと町 の写真館 に行 って撮 ってもらうものだったが、このカメラの出現 で一般 の人 にも写真 を撮影 する楽 しみが生 まれた。ただし、まだ白黒 フィルムで、小西六本店 から国産 初 のカラーフィルムが出 るのは、37年後 の1940年 になる。
それまで