国産第1号物語 «第13回»
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テレビ

テレビを買 った家 では、テレビはお茶 の間 の主役 になった。近所 の人 が見 に来 ることもあった
1953年 (昭和 28年 )
TV 3―14T 早川電機工業 (現在 のシャープ)- 【
画面 の大 きさ】 対角線 で約 35㎝- 【
同調 】 - チャンネル
切 り替 え式 (5チャンネル) - 【
定価 】17万 5000円 - (
大卒初任給 の20倍以上 )
リモコンではなくチャンネルを回 して!

写真 シャープ(上) 朝日新聞社(下)
「テレビの父 」と呼 ばれた電気工学者 ・高柳健次 郎 が、ブラウン管上 に「イ」の字 を映 し出 したのは1926年 のこと。このテレビ公開実験 を見 て、早川徳次 はテレビ時代 が来 ることを予測 し、テレビの研究 を始 めた。
早川 は、日本初 の鉱石 ラジオ受信機 をつくり、シャープペンシルを発明 した人物 だ。
その後 、テレビ受像機 の生産 を目指 して二十 数 社 がしのぎを削 るなか、53年 に早川 電 機 工業 (現在 のシャープ)が量産 1号 を発売 することとなった。
同 じ年 にN H K と民放 が白黒番組 の放送 を始 めたが、テレビの値段 が高 く、駅前 や公園 などに設 置 された「街頭 テレビ」で楽 しむ人 が多 かった。
その