おしごとはくぶつかん

国産第1号物語こくさんだいいちごうものがたり «第2回»

  • 明治めいじ
  • 大正たいしょう
  • 昭和しょうわ
  • 平成へいせい

しんつうせいしんへいせいぞう

20円金貨えんきんかうえ)と1円金貨えんきんかひだり
1871ねん明治めいじ4ねん
新貨幣しんかへいえん
日本国政府にほんこくせいふ
おおきさ】20えん直径約ちょっけいやく35㎜) 1えん直径約ちょっけいやく13.5㎜)
原料げんりょうきん
つよくにをつくるため、「えん」の誕生たんじょうです!
1871ねんにできた大阪造幣局おおさかぞうへいきょくまえかわ屋形船やかたぶねしてはなかれるひとたち。屋根やねうえ三味線しゃみせん太鼓たいこ演奏えんそうする姿すがたられる
写真 造幣局(上) 朝日新聞社(下)
明治政府めいじせいふは、先進国せんしんこく対抗たいこうできるつよくにをつくるために、富国強兵ふこくきょうへい殖産興業しょくさんこうぎょう近代産業育成きんだいさんぎょういくせい)のせいさくすすめた。そのためには、近代的きんだいてき貨幣制度かへいせいど確立かくりつすることが必要ひつようになり、1871ねん新貨条例しんかじょうれい」を制定せいていし、貨幣単位かへいたんいをそれまでの「りょうしゅ」から「えんせんりん」にえた。
そのために、明治政府めいじせいふ造幣局設立ぞうへいきょくせつりつ決定けっていし、イギリス人建築家じんけんちくかウォートルスが工事こうじ設計せっけい監督かんとくにあたり、大阪おおさか旧淀川河畔きゅうよどがわかはん造幣局ぞうへいきょくてた。イギリスせい造幣機械ぞうへいきかいもとめ、造幣技師ぞうへいぎしキンドルをまねいた。その結果けっか加納夏雄かのうなつおなどのデザインと彫金ちょうきんじゅつによって、うつくしい金貨きんかができたのだ。 新貨条例しんかじょうれいでは、1えん=100せん=1000りんめ、20えん、10えん、5えん、2えん、1えん金貨きんか登場とうじょうした。
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