おしごとはくぶつかん

国産第1号物語こくさんだいいちごうものがたり «第20回»

  • 明治めいじ
  • 大正たいしょう
  • 昭和しょうわ
  • 平成へいせい

レンズ()きフィルム

(うつ)ルンです」は大人気(だい にん き)で、写真(しゃしん)()ではもちろんのこと、(えき)観光地(かん こう ち)売店(ばいてん)でも手軽(て がる)()えた
1986(ねん)昭和(しょうわ)61(ねん)
(うつ)ルンです」
フィルム24枚撮(まいど)
I(アイ)S(エス)O(オー)感度(かんど)100
富士(ふじ)フイルム
撮影条件(さつえいじょうけん)晴天(せいてん)日中(にっちゅう)屋外(おくがい)
標準小売価格(ひょうじゅんこうりかかく)】1380(えん)
「フィルムにカメラが()きました」
2000年発売(ねんはつばい)の「(みず)(つよ)(うつ)ルンです」。水深(すいしん)10mまでの水中写真(すいちゅうしゃしん)手軽(てがる)(たの)しめる防水(ぼうすい)カバー()きだから、(うみ)やプールで撮影(さつえい)もできる
写真 富士フイルム
「いつでも、どこでも、だれにでも簡単(かんたん)にきれいな写真(しゃしん)()れる」ものを(かたち)にしようと、1985(ねん)5(がつ)富士(ふじ)フイルム社内(しゃない)にプロジェクトチームが()()がり、()まれたのがレンズ()きフィルムだ。
(はじ)めての(ひと)でも()れる」、(つね)にそこに()(かえ)りながら商品化(しょうひんか)(すす)め、I(アイ)S(エス)O(オー)感度(かんど)100のフィルム、シャッタースピードは100(ぶん)の1(びょう)撮影条件(さつえいじょうけん)は「晴天(せいてん)日中(にっちゅう)屋外(おくがい)」と設定(せってい)した。
(うつ)ルンです」と命名(めいめい)して86(ねん)()()すと、評判(ひょうばん)がよく増産(ぞうさん)()増産(ぞうさん)。より感度(かんど)のよいフィルムのタイプも()したり、フラッシュ機能(きのう)をつけたりと進化(しんか)(かさ)ねて、大人気(だいにんき)となった。
おかげで、小学生(しょうがくせい)でも気軽(きがる)写真撮影(しゃしんさつえい)ができるようになり、写真文化(しゃしんぶんか)定着(ていちゃく)させることになった。
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