頼りになる力持ち!!
テスト中のG40型ブルドーザー(1943年ごろ)
写真 コマツ
日本のブルドーザーの元祖は、このコマツブルドーザーG40(小松1型均土機)である。
第2次世界大戦中の1943年、航空基地建設を目的に開発された。海軍から短期間でつくるように要請されたため、すでにあったG40型ガソリントラクターに、油圧装置と土を押すためのブレードを装着させた急ごしらえのものだった。
当時ブルドーザーはケーブル式が主流だったが、油圧式を採用した画期的なものだ。
畑を耕すのに大忙しだった牛(BULL)が、機械が耕すようになって暇になり、居眠り(DOSE)をするようになったことから、ブルドーザーと呼ばれるようになった。日本では戦後、焼け野原になった町を復興するために大活躍した。