おしごとはくぶつかん

国産第1号物語こくさんだいいちごうものがたり «第9回»

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ブルドーザー

現存(げんそん)する(ジー)40は、フィリピンで終戦(しゅうせん)(むか)え、戦後(せんご)アメリカにより海中(かいちゅう)投棄(とうき)されたもの。のちに()()げられて、オーストラリアの農場(のうじょう)使(つか)われていた
1943(ねん)昭和(しょうわ)18(ねん)
コマツ ブルドーザーG(ジー)40
コマツ
全長(ぜんちょう)】3m76㎝
全幅(ぜんぷく)】1m80㎝
重量(じゅうりょう)】5500㎏
(たよ)りになる力持(ちからも)ち!!
テスト(ちゅう)(ジー)40(がた)ブルドーザー(1943(ねん)ごろ)
写真 コマツ
日本(にほん)のブルドーザーの元祖(がんそ)は、このコマツブルドーザーG(ジー)40(小松(こまつ)1型均土機(がたきんどき))である。
(だい)次世界大戦中(じせかいたいせんちゅう)の1943(ねん)航空基地建設(こうくうきちけんせつ)(もく)(てき)開発(かいはつ)された。海軍(かいぐん)から短期間(たんきかん)でつくるように要請(ようせい)されたため、すでにあったG(ジー)40(がた)ガソリントラクターに、油圧装置(ゆあつそうち)(つち)()すためのブレードを装着(そうちゃく)させた(きゅう)ごしらえのものだった。
当時(とうじ)ブルドーザーはケーブル(しき)主流(しゅりゅう)だったが、油圧式(ゆあつしき)採用(さいよう)した画期的(かっきてき)なものだ。
(はたけ)(たがや)すのに(おお)(いそが)しだった(うし)BULL(ブル))が、機械(きかい)(たがや)すようになって(ひま)になり、居眠(いねむ)り(DOSE(ドーズ))をするようになったことから、ブルドーザーと()ばれるようになった。日本(にほん)では戦後(せんご)()野原(のはら)になった(まち)復興(ふっこう)するために大活躍(だいかつやく)した。
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